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< わが儘かしら >
6月26日 午前10時。
金沢に来ている。講演のお仕事があって。
これから本番。
六百人入ることのできる会場には、千人の応募があって、六百五十人ものお客さんが来てくれるそうだ。
あたしなんかの話を聞きに、こんなにも多くの方が集まってくれるなんて。幸せだなぁとしみじみ思う。頑張らねば。
そういえばプロになってはじめて書いた小説の主人公は、金沢出身の女の子であった。
以前テレビで観た金沢の町並みがとても印象的であったためそうした。
控え室のホテルの窓から風景を眺める。金沢、いいところな気がする。
なぜいいところだと断定していえないのかというと、昨晩から金沢入りしたというのに、ちっとも遊んでないからだ。
思い入れのある街だし、ぜひその夜を満喫してみたかった。
が、それは無理。
思いっきり、思いっきり、仕事を抱えているんだもん。今回の出張にもマックを持ってきた。昨晩は徹夜だよ。
今週のあたしは悲惨だ。
月曜日……金沢講演で夜帰宅。
火曜日……特ダネ! その後、雑誌のインタビュー二本。
水曜日……大阪出張。五時のニュースに出てそのまま大阪泊まり。
木曜日……大阪講演。
金曜日……引っ越し。
その間に、六本も原稿を書かねばならん。
その上、来週から早い夏休みと取ってモルジブに遊びにいく。
引っ越し作業と、旅行の前の原稿の書きため作業を、同時並行でやっているのだ。
し、死にそう。
早く青い海と青い空のもと、真っ裸になって遊びてー。もちろん、仕事のことは忘れて。
……とかいってるけど、遊びにいっても三日で飽きるんだ。仕事がしたくなるあたし。
我が儘ってやつですか?
2006 06 26 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック
< エロ話の夜 >
6月18日 午後1時
風邪をひいちまった。
睡眠薬を病院にもらいにいったときにうつったんだな。待合室のソファで、酷い咳をしている男性が隣だったし。
それにしても病を治しにいく病院で、病気をもらってきてどうする。
それってさ、新しい恋を見つけるために合コンに出かけ、別れた男とばったり遭遇し厭な気分になるような間抜けな出来事だ。
まあ、そんなことどうでもいいね。
先週は病をおして、飲みまくった。引っ越しが近いため、その作業でなかなか実家に帰ることができない。佑歌に会えない。寂しい。
大阪から酒豪の、スタイリストの三好姐さんも出てきていたしな。
姐さんは二日間泊まり込みで、あたしの洋服の整理をしてくれた。
おかげで予定通りに引っ越しが出来そう。よかった、よかった。めでたし、めでたし。
で、作業を終えたあたしたち--あたし、秘書の神林、ライターの高崎、スタイリストの三好姐さん--は朝の六時まで飲みに飲みまくった。
そうね、一人洗面器一杯くらいは焼酎を。
前日は泥酔し、深夜二時からパジャマでカラオケに出かけ、翌日は段ボールに埋もれた部屋でエロ話に花を咲かせる。
のちほど怒られるので、誰がどの発言をしたのかには触れないが、あたしたちのエロ話はこんな風だ。
酔っぱらった一人の女がいった。
「あたしは名器らしい」
「キモいこというな」
「だって、ほんとうなんだから仕方ないだろ」
「なにそれ、男からそういわれたってか」
「まあね。それも一人じゃないとだけいっておこう」
「おまえ、変な見栄を張るんじゃないよ」
「そうだよ。こっちが指を突っ込んで調べるわけにもいかないことをいいことに、嘘つくんじゃねー」
「てかさ、あたしはいわれたことないから、素直な気持ちで訊ねたいんだけど、それはどんなタイミングでいわれるわけよ」
「そりゃあ、やっぱり終わった後じゃん」
「髪を撫でながら『おまえは名器じゃのう』っていわれるってか」
ぎゃははは、と一同。
「なんか羨ましくねー。そんな男、気持ち悪りぃ」
「エッチの作法としては、ぎゅっと抱きしめて『愛してる』というのが正しいんじゃないか。『幸せだなぁ』とか」
「え? おまえ、そんな甘ったるいピロートークしてんの? おまえが? 気持ち悪すぎて悶絶しそう」
あたしたちのエロ話は、誰か一人の発言に、他の三人が気持ち悪いとこき下ろすのがお約束だ。
それにしてもなにが楽しいのか。こうして文にしてみると、くだらなさ満点だ。
酒の力って怖いなぁ。
【お知らせです】
中央公論新社から、小説が発売されます。『ぷちすとハイパー』。
ウィークリーヨミウリで連載していた、七十七本の濃ゆい短編小説、いかず後家の乙女心、プチ憎み合う中年夫婦、しょうもない不倫の恋、くだらなエロ話……などなどお馬鹿な、でも愛おしい人間がたくさん出てくる小説です。
ぜひ、読んでね。読んで感想聞かせてね。
2006 06 19 [趣味] | 固定リンク | トラックバック
< どうして36歳なんだ! >
6月12日 午後3時
顔が痛いよぉ。
昨日、整形外科にいってヒアルロン酸を目の下に入れてきたんだ。
いつもより大量に入れてくれと先生にねだったんだよ。
若返りのプチ整形ってやつね。
どうしよう。右目の下がドドメ色に腫れ上がってんぞ。皮膚の薄い部分だからね。化粧で誤魔化せないくらいの腫れ上がりっぷりだ。
まるで昨晩ボクシングの試合をしてきたよう。
三時間後にテレビの仕事があるっていうのに、さて、どうすっか。
神林や阿部君にも怒られるしよー。
途方に暮れて、今、泣いてます。
なぜ、こんな馬鹿な真似をしてしまったかというと……。
9歳も年下の男を好きになってしまった。
2、3回、面白そうだからデートしてみっかって軽い感じだったんだけど。
彼のこといいやつじゃんから、好きかもになって、愛してると思ったら、きゅうに年齢のことが気になりだしてきちゃったの。
どうしてあたし、三十六歳なんだろうって。
ねえ、どうしてあたしは三十六歳なの?
佑歌を十六で生んで、二十二歳でもよかったのに。
2006 06 12 [美容・コスメ] | 固定リンク | トラックバック
< 続・憎い神林 >
6月5日 午後8時
まず、お知らせ。
飲み友達でローソンを経営しているまことが、勝ちどき2丁目店、茅場町店でアルバイトを募集しています。
時給は900円から。深夜・早朝手当あり。何時でもOK。
100日間勤務で、
女性はホストクラブ招待。
男性はキャバクラ招待。
なお、それに関してはまことの奢りで室井も参加します。
まことは身長180センチ、顔もキムタクに似てないこともない。
やってみてもいいかなぁ、と思われる方は気軽に、
3665ー4163
まで電話を。
まことと直接面接をしてください。
まぁ、まことの店なんてどうでもいいんだけどね。最近、恋をしてるからまことと飲みにいく暇もないし。まことも店に出ていて暇がないみたいだけどさ。
週末は息子のものだから、夜、ちょこちょこ出かけてデートしている。
だから仕事がさっぱり進まない。しょうがないよね。
締め切りは守らなきゃならないけど、あたしは物書き。ドキドキしたりワクワクしたりすることだって、良い作品に繋がるはずだ。
工場長じゃないんだから、一日何時間机に向かっていくつ仕事をこなすって問題でもなかろう。
が、そういうことがわからない無粋なやつがいる。
前回にひきつづき秘書の神林ね。今、机の向かいに腕を組んで座っている。なぜかノースリーブ一枚で太い腕をさらして。
目があった。神林がいう。
「もう書けたか!」
書けるわけねーだろ。威圧的なおまえに見張られて。あたしはデリケートなんだから。
あの女、最低なんだよ。あたしの男に、
「慎重すぎるデートはいかがなものか」
などとメールを送ってやんの。
彼と知り合ってから、高校生のようなデートをくり返しているあたし。
神林がいいたいのは、そんなママゴトのような恋愛をしているうちは作品として消化できないってことだろうけど、小説を書くために恋愛しているわけじゃないってーの。
やつの恋愛は、好きになった→好きになられた→じゃあ、やる→やりまくる→あきる→中年夫婦みたいになる→お仕舞い。ってな大味なものなような気がする。神林がセックスぅ? 気持ち悪いから深くは聞いたことがないが。
あたしはそういうのが厭なの。できるだけドキドキ・ワクワクの時間を引き延ばしたい。恋愛において、それがいちばん楽しいんだから。
……でもな。少しねかせたら素敵だった恋愛は小説に生かすだろうな。膨らませてこねまわして。
何本も何本も書いていると、始終ネタ不足に陥ってしまう。あたしも必死よ。
しっかし、こんなこと書いていいのかぁ。今、あたし、自分で自分の首を絞めた?
思うに書かれるという危険性があるから、それなりに綺麗なのに(標準以上)男が寄ってこないんだろう。
書くなっていわれたら、書かないのに。
……なーんて嘘かも。
【おまけ】
神崎じいのいけず。
こっちに出てきてて、神社に遊びいくならあたしも誘え。
次回は乃木神社ね。
アイラブ乃木希典だから。
バカーッ!
2006 06 05 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック













