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< あたしの暴露話かい? >

 1月30日。16時。
 
 土曜の深夜から福島へいって、月曜の朝イチで東京に戻ってきた。昨晩は息子に泣かれてしまった。とても切なかった。あたしも泣いた。
 早く一緒に暮らせる日が訪れればいい。それだけが望みで、それだけが希望。
 そのためにとっとと良い小説を書かなきゃね。とっとと……書けないんだよな、小説は。辛いよぉ。
 今も中野の喫茶店でK社の編集者にハッパをかけられて帰ってきたばかり。来週はS社の編集と会う約束をしている。
 いわれることはいつもおなじだ。
「もっとたくさん小説を書きなさい」
 わかってるっちゅーの。本人がいちばん焦ってるっちゅーの。
 でも、日銭に弱いんだもん。エッセイの連載を引き受けすぎだって叱られるけど、こっちは毎月決まった原稿料をいただけるからさ。一家の家長としては安心じゃん。
 秘書の神林に給料を払わなきゃならないしよー。
 そうそう、秘書の神林であるが、ココログで連載をはじめることになった。秘書日記だとか。
 ってことはあたしの暴露話かい? 
 すっげぇ、すっげぇ、イヤな予感がする。だって、やつは今でこそ室井事務所の専務兼秘書であるが、もと『噂の真相』の編集やってた女だもん。ろくなもんじゃないよ。きっと容赦ないんだろうと想像できる。
 はっきりいって、なんのためにやつを雇ったのかわかんなくなってきた。
 『噂の真相』であたしの悪口を書きつづけてきた神林。その原稿は破り捨てたくなるような酷い内容だった。
 神林の書く室井という作家は、とにかく馬鹿だった。ひたすら馬鹿だった。とんでもない馬鹿だった。人間になりきれていない動物みたいなキャラを勝手に作り、それがさもあたし本人であるかのように書くのだ。
 もう二度とそういう悪事をはたらかんよう、秘書として雇い、懐柔させたというのに。くそーっ。
 もちろん連載はじめると報告を受け、なんとか止めるよう説得はしたさ。
「おまえ、なに考えてんだよ。室井事務所の専務だろ」
 あたしはいった。でも、神林はじつに生意気な態度で抵抗しやがった。ふふんと嗤い、
「専務といっても二人しかいない会社だろ。あたしの本業はライターだっちゅーの。文句があんなら給料あげろや」
 首しめて、殺したろかと思ったね。いや、マジで。
 けれど、伸ばした腕は下に降ろした。
 給料を上げるより、名誉が傷つけられるほうがいっか。
 あたしってば、ほんとうに小金に弱い。それがイマイチ大物になれない理由だと思う。
 
 
 話は変わって、長らくお待たせ致しました『ラブレター』、ソフトバンククリエイティブから無事四月に出版されることが決まりました。
 ごめんね、長いこと待たせちゃって。
 じつは、去年からずっと、神林とともにいろんな出版社をまわっていたの。
 せっかくみんなで出す本だし、いちばん条件の良いところで出したいじゃん。華々しくさ。
 あたしたちのやりたいことを、きちんと理解してくれるかどうかも重要だし。
 で、いろんな出版社の人に会い、もし販売してくれるなら、どれだけ初版を刷って、どういった売り方をするつもりなのかを聞きまわってた。だから遅くなっちゃったの。
 それにしても、ここまで決まったら、もう出来たも同然じゃ。
 みんな喜べ! 出版部数、かなり期待できるわよ。ちゃんと決まるまでいえないけど、そうね、流行作家の単行本くらいは刷ってもらえそう。
 すげぇだろ。
 
【おまけ】
 編集さんに無理いって、今、神林の日記の第一話をやつには内緒で読ませてもらった。
 あの女、ろくなもんじゃない。
 みんな、くれぐれもあの女のいうことなぞ、本気にしないように。
 あたしは、みんなと長いこと育んできた愛を信じる。決して揺らぐことのない強い愛だと。
 神林なんて、ペッペッ(唾を吐く音)!
 いつかマジで首をしめたる。
 てか、いっそクビにしたい。退職金の問題さえなかったら。

2006 01 31 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 小説に使いたい会話 >

 1月22日。21時。
 
 昼起きて、3月に発売予定の小説『ママの神様』のゲラ直しをしている。
 発売されたら、ぜひ買ってくれ。買ってくださいまし。そして、感想を聞かせてほしいな。
 この小説は、「とにかく正直に」と自分に言い聞かせて書いたもので、今までの作品に比べると少々泥臭い。
 親への愛も、子への愛も、異性への愛も、照れずに書いている。
 かっこいいものを……と頑なに思っていた時期もあったけど、そういうところが実はかっこ悪いんじゃないかと感じはじめてしばらく経つ。
 うーん、例えれば、青山のバーで唇だけを動かして会話をしている自分より、分娩台で大股開いて叫びながら子を放りだしている自分のほうがかっこいいんじゃないかと。
 まわりの評価はわからない。でも自分はそれが正しいと信じてる。今のとこ。

 話は変わって。
 つい先日、昔好きだった人とお酒を飲んだ。彼は、会うとむかむかするし、会わないでいるとどうしているかな、と気になる人だ。まわりの女友達は、
「きっと、今でも好きなのよ」
 とあたしにいう。でも、違うと思う。
 彼がどんな女とつき合おうが気にならない。それより、良い仕事をしたという評判を聞くとやたらと悔しい。負けてたまるかと思う。
 半分喧嘩しながらくだらない話をいっぱいして、さよならするときにタクシーが拾える道まで送ってもらった。
「じゃあまたね」
 とあたしがいうと、雪がぱらぱら降ってきた。すると彼は、口を尖らせて、
「ほらっ」
 とふて腐れた。
「君といるとこういうことが起きてしまう」
 つまり、あたしなんかといるときにドラマチックな出来事が起きてしまい、もったいないってことなんだろう。絶対にそういうニュアンスでいったのがわかった。
 ふつう、いうか? そういうことを。
 けれど、あたしは妙に感動してしまう。なんて正直なやつなんだと。
 小説に使いたい会話は、そういうものだ。本業のあたしが、その台詞を使いたかった。悔しいったらない。

2006 01 24 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< あたしは死ねない >

 1月16日。17時。
 
 命がテーマだった『ジェネジャン』、観てくれたみんなは自殺についていろいろと考えたみたいね。
 番組中のあたしはギャラ泥棒と罵られるぐらい大人しかったけど、いろんなことを考えってたんだってば。
 いろんなことを考えた結果、【我輩とて猫である】のお嬢さんとおなじく、
(美形の堂本光一くんが「いけない」っていっているんだから、そうなのでしょう)
 そのぐらいしか胸を張っていえなかったりするんだけど。
 いけない。しかし気持ちはわかるってのが本音かな。
 少し前に物書きの先輩が亡くなった。ニュースではじめは自殺と報道されなかった。
 そのことについて、大好きな内田春菊さんはこういってた。
「物書きが自ら死を選ぶっていうことには、なんらかの意味があると思う。だから、まわりの人間は、自殺ということを隠してはいけないのよ」
 あたしは春菊さんや亡くなった先輩なら、きっとそうなんだろうと思った。
 じゃあ、あたしはどうなんだろ。命をかけてまで訴えたいことがあるといってみても、まだ誰も信用してくれない気がする。
 去年の年末、親友でライターをしている丸山がちょっとだけ体調を崩し、深夜にうちに電話してきて、
「あたし鬱っぽいんだよね。死にたいとはじめて思っちゃったんだから」
 なんてことをいっていた。
 あたしはとてもびっくりした。死にたいと思うことがはじめてだという健康丸だしの丸山に。
 でも、それはいわなかった。かわりにこういってみた。
「一緒に死んであげよっか」
「それだけはヤダ。まるでレズみたいじゃん」
「死んでから『あいつらじつはレズだったんだぜ』とか噂が立ったら、共著の【プチ美人の悲劇】が馬鹿売れしだしたりして」
 そんなくだらない話で盛り上がった。
 たぶん、あたしと丸山に自殺は許されない。死を持って訴えたいことが、「なんであたしらモテないの?」になってしまうじゃないか。格好悪すぎる。
 悲しいことがあると「死にたい」と一瞬だけ思ったりもする。でも、あたしは死ねない。
 死ねないんだよぉ。
 たま~に、そっちの事実のほうが、悲しいことより辛かったりして、などと考えることもある。
 
 

2006 01 17 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 大人って辛いわ >

 1月8日。21時。
 
 出版社の正月休みが明け、大変なことになっている。宿題のように休み明けで依頼されていた原稿、一つも書いてなかったもんで。
 いやあ、大人って辛いわ。鼻血を出しても、熱を出しても、宿題を終わらせないとならないもんね。終わらせなかったらクビを切られてしまうもの。
 あたしはさ、自慢じゃないけど学生の頃、宿題って一回もやっていったことないの。
 だって、長時間かけて宿題にとりかかるより、一発先生に殴られたほうがいいと思ってたんだもん。
 今だってそう思ってるけど、殴って許してくれる編集者はいないだろうな。当たり前か。
 どうも長時間かけてなにかを、ってのが性に合わないようなんだよね。
 だから異性とじんわり愛をはぐくむのも苦手だし、ヒヤシンスの球根はさっさと芽がでないもんで気になって弄りすぎて腐らせてしまったし、そうそう毎日、化粧水を塗って乳液を塗ってさらに美容液も……なんていう基本の顔のお手入れもできない。
 毎日、歯をみがくので精一杯じゃ。
 月に一回、エステにいくからいっか。それでも駄目ならヒアルロン酸打てばいっか、みたいな。
 さすがに、正月前に友達と美容整形外科のカウンセリングを受けてみて、なにをしたらいいんだかわからなくって、
「どうにか二十五歳にしてください」
 と素直に願望を話したらば、
「まず頭を治してください」
 と帰されてしまったわい。やっぱ、無理かね。一気に二十五歳は。
 一応、作家が本業なんだけどさ。コツコツと原稿用紙で文字を埋めていく、地味~ィな作業をつづけるあの職業が。
 けど、それだって長編が苦手だもんな。勢いのある短編を、寝ないで一気に書くのは任せておけ! なんだけど。
 でもでも、今年は頑張るつもりなのよ。読者アンケートで、「長編を読みたい」といってくれる人が多いから。
 この間、読んだ本に書いてあったんだけど、今はイライラを止めたり不安を解消するいい薬があるんだってさ。それも、一時間押さえたり、一日押さえたり、ある程度自由自在だという。
 それならば、持久力をつける薬ってないかしら。一時的にでもいいからさ。
 ……ってまた、薬とかに頼ろうとする心根が腐っているという話なのよね。わかってまんがな。 

P.S.
~☆★☆ まさよのBROG ~☆★☆ 【ノッポおじさんの日常】、美人な絵を描いてくれてありがとう。ほかの男の目にもあたしがそう見えるならいいのに。

2006 01 10 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< あけましておめでとう >

 あけましておめでとう。
 
 今年は、今年こそは、みなさんにとってもあたしにとっても良い年でありますように。
 てか、絶対に良い年にしようじゃありませんか。意地でも、力ずくで。
 とりあえず、去年のことは忘れよう。
 たとえば、クリスマスに寂しくてキャバクラにいってしまったことなどは。
 今年のあたしは人様から笑われることなぞしない。羨望の眼差しで見つめられるあたしになりたい。
 黙っていりゃあ、いい女なのよ。ほんとうよ。
 証拠写真

 どうじゃーっ!
 こんな(きれい)なあたしですが、今年もよろしく!

2006 01 01 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック