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< 帰ってきたよ >

 ただいま。病院から帰ってきたよ。二キロ太って戻ってきた。病院の飯が不味いから、メロンパンを毎食ごと食べてたんで。
 で、結果、報告。十一月の半ばから再入院します。膵臓にできたうずら卵大の腫瘍を摘出する手術をするため、一ヶ月入院しなくちゃなんないの。
 検査の結果では腫瘍は悪性なものじゃなかったんだけどね。いつそれが悪性のものになるかわからないって医者がいうんだ。
 膵臓に悪性の腫瘍ができる。それってとっても危ないんだって。できているってわかった時点でほかの場所にも転移していることが多く、死亡率も高いとか。
 死にたくねー。まだまだいっぱいやりたいことはあるんじゃい。あたしってば駄目母だけど、成長してゆく息子のことをずっと見つめていたい。血の繋がらない男から、生涯愛されるという課題も残っている。
 それに、入院中に長編小説を書き始めたの。三十枚書いた。けっこういい。結末が気になって仕方ない。これを上梓せず死ねるかっ。
 手術となると腹の真ん中に十五センチの傷ができるそうだか、命には代えられないもんね。
 この際、その傷を生かして、タトゥーでもすっかな。傷の部分が芋虫の蝶々なんて可愛かもしれん。いや、くねった蜥蜴にしてハードに決めるか。
 あんまり心配しないでね。手術や入院といった重い事柄もちゃんと楽しむあたしだから。
 そうそう、入院中にヘアーカタログを読み込んで、退院したその足で美容室へいってきた。
 街のウィンドーはちょっと早い秋になっていて、あたしもそんな気分になって、髪の色を深いボルドー変えてみた。
 髪を変えたら、化粧もね。赤茶のアイブローペンシルとマスカラとアイシャドー、それに合わせてブラウンの口紅を買った。
 なんだか楽しくなってきた。
 うじうじしてるのはもう飽きちゃった。だから、おしまい。これからはスキップスキップ。
 
 ラブレター、入院中にゲラの段階にまでいってるといいな。たっぷり時間をかけて読み込みたいから。装丁のこともじっくり考えたいし。編集部の方、頑張って。よろしくねん。
 

2005 08 23 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< ちょっくら病院へいってきます >

 8月16日。午前10時。
 みんな、心配してくれてありがとう。ふつうは、心配かけてごめんね、なのかな。でも、みんなの気持ちが嬉しかったから、やっぱりありがとうって言葉がいちばんしっくりくるみたい。
 たった今、すべての原稿を編集部に入れました。そして、これから入院の用意をして、ちょっくら病院へいってきます。
 結局、ぎりぎりまで原稿に追われてしまった。どっか旅行にでも連れていくという、息子との約束も守ることができなかったな。
 花火大会とスーパー銭湯じゃ駄目かしら。けど、あいつはあたしのいちばんの味方であるから、わかってくれているとは思う。
 スーパー銭湯で、ソフトクリームとかき氷を食わせてやったしな。ジュースも好きなだけ飲ませてやった。
 あたしがビールと酎ハイをちゃんぽんでがばがば飲んでいたら、ズルいって騒ぎやがるからさ。酔っぱらっていたし、大人と子供は違うって説明するのも面倒になって。
 そしたら二人して腹を下した。大人も子供も一緒だな。翌日、トイレの順番で大喧嘩よ。脚の小指をドアに挟まれて、めたくそ痛かった。
 思わず叫び声をあげたら、笑ってやんのあの男。そっちがその気ならこっちだって……。
「勝負したろか!」
 で、勝負した。あたしの頬には今、十センチの引っ掻き傷がある。やつは突き指ね。
 きり、妊娠六ヶ月ってつらい時期だよね。でも、もう少しだから頑張れや。
 いつでも気軽に喧嘩できる人間が傍にいてくれるって良くない? その人間はいつでも自分を抱きしめてくれるの。
 それにここだけの話、子持ちって案外モテるんだよ。子供がいるぐらいだから優しい女に違いないって、勘違いした男が寄ってくる。
 馬鹿だねぇ。優しいか優しくないかは、子供の在る無しにまったく関係ないっちゅーの。
 けど、モテないよりモテたほうがいいじゃんか。お母さん的要素ばかり求められて、ウザかったりもするけどさ。
 あのね、前回、育てていく恋愛がいいって話をしたじゃない? あれってさ、ある男の人に、
「頼ってください」
 っていわれたばかりだったんだ。
 そんなことしばらくいわれてなかったから、とても驚いた。簡単すぎるかな、あたし。
 そして驚いたと同時に、あたしも自分から、彼の役に立てたらな、って思ったの。だから、育てていく恋愛。
 それにしてもあたしって、男の話ばっかしてる? まわりの女友達も似たようなもんだから、気にしたことなかったけれど。
 昨晩、親友でライターやってる丸山と長電話をしていて、やつは堂々とこういっていたっけか。
「ほんとのこといえば、恋愛以外したくないんだよね」
 わかるぅ。わかってしまう。なのになぜ、お互いに仕事ばっかしてるんだ? 
 ちなみにあたしは、
「息子と恋愛、それ以外は、案外どうでもいいんだよね」
 だったりして。
 暑いからね、今は。
 いや、愚かな自分を愛してしまうところが不味いんでしょうな。
 
PS.あたしが今、通っていっているのは骨格矯正の教室です。元モデルの先生に歩き方など習っています。来春、ショートパンツを穿くことを目標にして。
 36歳のショートパンツってどうよ? おぞましくって素敵じゃない?
 

2005 08 16 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 育てていく恋愛がいいと思う >

 まっじぃ、書けない病にかかってしまった。焦れば焦るほど書けない。
 息子が夏休みに入り、旅行にでもいくかと約束をしたあたしだ。せっかくの夏休みだもの、思い出の一つや二つ、作ってやりたいじゃん。
 で、今月は連載以外の単発の仕事を、すべて断った。遊びの誘いもみんなキャンセルね。通いはじめたお稽古事も休んでいるし。
 予定では、楽勝で休みを取れたはずなんだけど……。
 何時間机に向かっていても、書けない。休みを取るどころか、締め切りが過ぎてしまった原稿がいくつも貯まり、睡眠時間も満足に取れないような日々がつづいている。
 担当編集、そんなに電話をするんじゃねー。わかってるって、原稿を落としそうだって。焦ってますます書けなくなるっ。
 もしかすると、まったく外に出ていないのが不味いのか。早く原稿を入れてしまいたくて、仕事以外では外出してない。刺激もないからネタもない。
 いや、最近わかったのは、自分が刺激に耐えられる歳じゃなくなってきたってことだ。いっくら若作りしても、三十五歳。すぐに疲れてしまうみたい。
 ドキドキやハラハラが大好きだったけど、今はふんわりがいい。ふんわりとした優しさが欲しいし、自分もふんわりとした優しい女になりたい。
 携帯電話の呼び出し音が、短く鳴る。メールが届いた音だ。内容はとてもたわいない言葉遊びみたいなものだけど、微笑んでいる自分に気づく。
 勝ち負けに拘ってしまう恋愛は、もういいな。今度は育てていく恋愛がいいと思う。
 どうして気づかなかったんだろ。息子に対する気持ちも、少しずつ育てていったものだった。
 だからなにがあっても、いちばんで揺らがない。

2005 08 09 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック