ココログ ログインココログ登録お知らせ

トップページ | April 2004 »

< 子育てと家事 >

 最近、『子育て』について講演を頼まれることが多い。いやぁ参ったな、あたしそんなにいいお母さんじゃないんだけどな、と思いつつ、「へい、よろこんで」とウキウキしながら仕事を引き受けまくっているあたしである。いったことのない場所を旅するのが嬉しいんだもん。
 もちろんご来場の方に嘘をつくことはできない。だから正直に話している。なぜ、たくさんの仕事をしながら、息子の面倒をみることができるのか。それはあたしが家事をしてないからじゃ。Mt・EGEさん、そうなんでした。

 飯を作ったり、掃除をしたり、洗濯したり、子育てをしながらふつうのお母さんがこなしている作業をほとんどしていない。講演にいってもこう話すもんね。
 「いやあ、みなさん尊敬します。子育てしながら家事もしてるんだもの」って。
 そんなこといわれて、みんなもビックラするんだろうが。だって、心底そう思うんだよ。あたしが内心、面倒臭いって思っているもの、それは、
 1.家事全般
 2.息子の相手
 3.仕事
 で、2.3.は放棄するわけにいかないので、いちばん苦手とする家事を婆さんにやってもらっている。
 我が家は四人家族、あたし、息子、爺&婆の。婆が家を守る係で、あたしは稼いでくる係(オヤジの係はとくになし)。実際、婆はとても嫌がるんだよね、あたしが台所に入ると。
 「あのネギ、明日の朝、使おうと思ってたのに」
 とか必ずいいやがるんだ。
 ま、完璧からほど遠いお母さんってことだ。自分がそうだから息子にも完璧を望めるはずがなく、とにかくやつとは一緒に楽しく生きていければいいんじゃないかとそれだけを願っている。
 一緒に暮らせるのは、どーせやつが成人するまでの短い間なんだもの。楽しくすごせりゃいいじゃない。成人してから、人から嫌われたり、人前で恥をかかない程度の、基本的なことだけ教えればいいやって。
 けど、爺&婆は熱心なんだよなぁ。それしか生き甲斐がないからさ。今から私立の小学校を調べたりなんかしている。
 現在、息子は保育園に入れているんだけど、「保育園から私立小学校には入れない。幼稚園に転園させなきゃ」とかいいだして。「金がかかるらしいから、おまえちゃんと用意しとけよ」とかいわれて。あたしが意見しようもんなら、
 「なんだって! もとはといえば、おまえがスケベな小説を書いたりするのがいけないんじゃないか。愛人やってたなんていったりするのがいけないんじゃないか。給料の高い私立の先生じゃないと、虐められてもそのままにされるよ!」
 どっから聞いてきたんだ、その情報。爺&婆、二人してタッグを組んで、うるせーのなんのって。よくいうよな、あたしのスケベな小説でいい思いしているくせして。
 あたしゃね、ぶっちゃけ息子が弱いもの虐めだけしないなら、それでいいと思ってる。あんまりいろんなことを望むとさ、叶わないとき本人が可哀想じゃん。そりゃあ、やつがずうっと公立の学校いって東大とか入っちゃったりしたら自慢こきこきするんだろうけどさ。
 あたしは高校時代の三年間、235人中、232番を死守した女だ。数学なんて分数からわかんなくなっちまった。だけど、息子はあの男の血も引いているわけじゃん。種を提供した元旦那の。あの人は頭が良かったらしいもの。可能性はゼロじゃないよな。
 ああ、ずうっと公立の学校→東大、なーんてことにならないか。そしたらあたしは威張って、『満点ママの東大なんて簡単よ!』とかいう本を出すだろうな。
 「勉強しろといってはいけません。あくまで本人がやる気になるのを待つべきです」 
 とかいう偉そうな一行からはじまってんの。講演の内容も変わるね。自分の駄目っぷりを暴露し、みなさんに自信を持っていただく今の内容から。胸を張って、育児について語っちゃうよ。
 ……夢だな。まぐれでそんな事態になっても、あたしの手柄じゃなさそうだし。だって、息子のあたしに対する評価は。
 「ママ、駄目だね」
 らしい。爺&婆とあたしが喧嘩すると、やつは一応あたしにつくものの、陰にまわっていつもそういっているらしい。とんだ裏切り者である。
 でも、いいんだ。あたしはやつを思い切り愛してるから。あたしにとって、今はやつがすべてだ。
 けど、愛しているからといって、特別になんにもしてないんだけどね。できるだけ一緒にいることと、それと男絶ちぐらい。
 色ぽい母ちゃんてキモいじゃん。そう決めてからあたしは、色っぽい行為を自分で自分に禁じはじめた。このことについて、まわりの女友達は、
 「モテなくなった女の悲しい言い訳」
 などというが、けっこうマジなんだ。
 完璧からほど遠いところにいる母ちゃんだから、せめてやつをいちばんに愛しているという気持ちだけは、やつに疑わせるようなことがあってはならんと思うんだ。
 照れくさいからあの男の話はこのぐらい……って、けっこうしゃべったか。
 

2004 03 26 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 室井番外編 マネージャーの嘆き >

まだ事務所での行動はいいのです。
いつものように僕の愛車で室井をテレビ局へ運んでいるときにこと。
「いやぁ、油断した油断した。アハハ」
横でいやな気配を感じギュッと見ると、人差し指を顔のあたりでゆらゆらしているではありませんか。
「その人差し指どうすんの?」
「どうしようかと思って、ティッシュない?」
ワシら何十年も連れそった老夫婦かっ!
「車の中でその指処理しないでね。」
と、グローブボックスからポケットティッシュを手渡すのです。
気分良く仕事をしてもらわないとね。金金。
 
先日あった生放送の出来事です。
ええ、ええ。たぶん難しい内容のVTRだったんでしょう。あまり興味をもてなかったんでしょう。モニターを越えて、どこか空間を見ながら一心不乱にあごにできたニキビをつぶす姿が目に入ってきました。わが目を疑いました。
なんでニキビに夢中? 緊張感ゼロじゃん!
たぶんプロデューサー。ディレクターはサブでその様子をチェックしていたんでしょうね。
番組終了後、室井は何かを成し遂げた顔で戻ってきました。
「いやぁお疲れさま。今日もよかったよ。でもね、放送中にニキビはどうかな。」
「どうしても気になっちゃって気になっちゃって。アハハ。」
ま、楽しく仕事ができたということで。

2004 03 24 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< あたしって『アホ枠』らしい >

 一週間って長いよな。一週間あったら熱く怒っていたことも、はらはらと涙をこぼしたことも遠い過去のこととなる。
 「数本、書きたまったらぶっつけで」と編集サイドにいわれているが、学生時代、宿題っをほとんどやっていったことのない女だっちゅーの。そうなる日がくるのかなぁ。
 でも、月刊誌なんていったら、もっとその流れ作業がトロいから。インタビューで頑張って「とうぜんあたしは××と考えます」と答えていても、本が出る頃にはぜんぜんそんなふうに思ってなかったりする。ちゅーか、反対派になっていることだってある。自分のインタビュー記事に自分で怒ったりして。
 「この女は馬鹿だ!」と照れ隠しに叫んでみたりなんかして。
 

 それもこれも、あたしがものすごく他人に感化されやすい性格だから不味いんだろう。
 だから、なるたけ激しい思想を持った人には近づかないようにしている。前に左翼の男とつき合ったときは、あたしもバリバリになりそうでヤバかった。宗教家になんて出会ったら大変よ。盗人のように逃げなきゃね。
 だってよく考えれば、あたしは人から憎まれてまで語りたいことなんてない。子供もいることだし、これからも危険を回避し、そういった調子で生きていきたいと思っている。
 好きとか嫌いとか悲しいとかむかつくとか感覚でものをいうことはできる。けど、深くつっこまれて訊かれても、それだけしか思ってなかったりする。あたしがどうしても意見を通さなきゃいけないことなんて、なに一つないんじゃないか。
 でも、一応、名前を出して発言している手前、自分の意見には責任を持たなきゃなんないじゃん。あたしはそれが恐ろしくって……。
 あたし、ワイドショーのコメンテーターをしてるじゃん。この仕事の話しがきたときは、なんかの罠だと思ったね。誰かがあたしをはめようとしているな、って。
 しかし、これは考えすぎだったようだ。あたしは他人から感化されやすいけど、あたしに感化される人はいないらしいから。
 コメンテーターのあたしの位置は『アホ枠』というらしい(マネージャー談)。
 ほら、『オカマ枠』とか『セクシー枠』とかいろいろあんじゃん。その中の『アホ枠』。
 選挙が近づいているときに、政治家の個人名をあげ、ついポロッと悪口いっても許されてしまった。普通ならクレームの嵐だろうに。
 これってさ、結局あたしが、世の中の人々に信用されないキャラクターだってことだよね。あたしの意見は軽いってことだ。素直には喜べないよなぁ。楽だからいいけどね。

 

2004 03 22 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 事務所って居心地いいのよ >

 ここんとこ事務所で原稿を書いていることが多い。事務所の応接セットを使って書いてるの。家は息子がいて落ちつかんのじゃー。
 テレビ、ラジオ、講演会の仕事をお任している事務所ね。原稿料や雑誌インタビューの謝礼などは独り占めだ。
 もしかしたら事務所の人々はそちらの仕事が終わっても、関係ない仕事をしながら事務所に居座りつづけるあたしのことを苦々しく思っているのかもしれない。邪魔だなぁって。
 が、あたしももうオバさんか。オバさん根性まるだしで、気にしないようにしている。
 事務所は居心地いいのよ。コーヒーもいれてくれるし。
 これ、大きい事務所だったら問題になってんじゃないか? 弱小プロダクションでよかった、よかった。
 格好いいタレントが一人もいないとことがいいんだ。格好いい人がいたら、オバアが入っているとはいえ、原稿なんか書けない。
 今、鼻の中にニキビができてんだよね。原稿に熱中してると側に人がいることも忘れ、ついずっぽり指を突っ込みいじってしまうあたしなの。うふっ。
 

2004 03 19 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 六本木ヒルズ >

ここは六本木ヒルズ。奥の建物に注目。並木のネオンに合わせ、これまで二度ほど色を変えているような。
こういった便乗商売根性って、愛せる。オバア臭くてグッド。

muroi01.JPG

2004 03 16 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< 見舞い花 >

 昨日は『笑っていいとも!』に出演し(むちゃくちゃ緊張した)、その足でライターやってる丸山あかねの入院先にいった。
 丸山ってばクソ生意気な可愛気のない女だ。会うたびにムカムカする。だが、そんな女でも一応は友達じゃん。番組でいただいた高そうな花を届けてあげたい、と思った。
 なぜかって? たくさん病室に花籠が置かれていたら、
 「こいつ、けっこうまわりから大切にされてやんの」
 と医者がビビるに決まってる。ほんで舐めたような診療はしない気がするんだよねー。
 しかし、そんなあたしの優しさを裏切るかのごとく、丸山の病室は花籠でいっぱいだった。新たにあたしが持っていった四つの花籠が入りきらないほどだ。
 しかも、丸山がこういった。
 「あっ、その花ってテレビであんたが貰ったやつ。セコイね、あんた」
 当ったり前じゃん。なんであたしが自腹を切って、丸山に花を買わねばいかんのじゃー。
 じつは、あたしが『笑っていいとも!』出演の際にいただいた祝い花、あれはマネージャーがあたしの仕事先に連絡をし、催促して送ってもらったもんであった。十分かそこらの見栄のために、無駄なお金を使わせて悪かったかしら。会社の経費を使える人にだけ連絡したっていってたから、いっか。
 それに、あたしは女で子持ちじゃん。仕事先の人に接待してもらうことってあまりない。接待費で銀座のクラブにいったり、ソープにいったり、そういう作家に比べりゃ安いかもなぁ。
 そうそう、丸山の病室の花も仕事先から送られたものばっかだった。見栄っ張りなあいつも自分で催促したクサいよ。

2004 03 12 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

< はじめまして >

 はじめまして。2月27日で逆めでたく三十四歳になったムロイです。雑誌などではとてもじゃないけど書けないことを、ちょろちょろと書いていくつもりです。よろしかったらおつき合いください。
 雑誌などではとても書けないこと……それは自分について。いや〜、書いちゃってるんだけどさ。これでもずいぶんセーブしているつもり。とにかくあたしったらものすごい自分好き。それはもう病的なほど。
 よく憶えていないんだけどさ、先日友達と飲みに行き、酔っぱらってこういったみたいだもの。
 「さあ、そろそろあたしについて、みんなで大いに語ろうではありませんか!」
 ……ブーイングの嵐だったらしい。当たり前だよな。この話を聞き、「やだ、あいつったら可愛いじゃない」と思ったのはあたしだけ。
 えっ、なんでそう思うの理解できないって? まあ、いいじゃあないですか。

2004 03 05 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック