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2007.01.07

< お知らせです!! >

あけましておめでとうございます。
皆さま、ブログが終了してからご無沙汰しております。
このたび、室井佑月ブログが移転することになりました。
1月中には本格スタートする予定ですが、”予告編”をアップしました。
アドレスは以下の通りです。
http://www.aspara.co.jp/muroi-yuzuki/
今年も、そして今後ともよろしくお願い致します。
室井佑月事務所

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2006.09.26

< じゃぁ、またね >

 先週は寂しいって気持ちが身体中、ぱんぱんに膨らんで、なんだか暗い調子になってしまった。
 不思議だよ。絶対的にあたしを愛してくれる息子がいて、いつのまにかいい歳にもなって、男なんていくら代わってもぜんぜんへっちゃら、
「失って惜しい男はいないわ」
 などと捨て台詞も吐けるようになったこのあたしが、今回、みんなとお別れするのがこんなに寂しいなんて。
 そうそう、前回のブログを読んだ友人から電話がかかってきたんだ。
「おまえはどこまでファンに甘えるのだ」だって。
 そうかもね。あたしのブログは愚痴が八割、自慢が二割。すっげぇ甘えた日記を書いているなと、改めてブログを読み直して思ったよ。喧嘩は買いまくるしさ。
 ふざけた女だと自分でも思う。
 コメンテーターなんかして偉そうに意見をいったりなんかしてるけど、始終あやふやな感情に揺さぶられている。
 講演だって、そう。台の上に立って話すのはあたしじゃないだろ、っていつも思ってる。この会場の中で、いちばん怪しい人物は確実に自分に違いないと。
 高校もろくすっぽ通っていない。長くつづいた仕事は、水商売と作家だけ。
 知識がないから、クイズに出ればビリッケツ。家族や親戚から、恥をかかすなっていわれるておる。
 じゃあ、なんで仕事をこなしていけるのかと考えたら、ひとつしか思いつかなかった。
 勘の良さだろう。
 私生活ではこの勘の良さが仇となったりもするが。
 数年前、当時つき合っている彼氏ときゅうに連絡が取りたくなった。でも携帯が繋がらない。ふと、都内のホテルの名前が脳裏に浮かんだ。不思議に思い面白半分で電話を入れてみた。するとそこにいた、そいつは。九州に出張にいっていたはずなのに。
 悲しい勘の良さだ。勘が良くて助かるのは、仕事においてだけだ。
 ……でも、それってどうなの? 唯一の長所が、勘の良さって。二択のクイズを当てる才能みたいな。誉められたもんじゃない。
 ちょっと前に流行った成分解析という占いで、室井佑月という名を調べてみたら、
 
室井佑月の68%は魔法で出来ています
室井佑月の22%は波動で出来ています
室井佑月の6%は理論で出来ています
室井佑月の4%は言葉で出来ています

 という結果になった。
 よくわからないけど、ふんわりと当たっている感じがする。
 理論と言葉という二つの成分はおいといて(ちゅーかそれが一番大事なんか)、魔法と波動というのは理解できる。
 あたしは、みんながかけてくれた魔法と、みんなが発進している波動でできた女なんじゃないかと思うことがある。
 魔法の力で本を出版し、テレビに出ているんじゃないかと。
 そして、勘の良さを活かし、みんなが「こうであろう、あの女は」という波動を受け止めあたしというものになっているんじゃないかと。
 魔法が解け、みんなの波動をキャッチする力がなくなったら、ただのろくでもない女だ。
 いや、我が儘だし、短気だし、頭悪いし、快楽主義だし、今だって相当なろくでもない女だと思う。
 けど、だからこそ、こんなあたしに出来ることは、なんでもやっていきたいと思う。
 いっとくが万引きとかじゃないからね。
 といっても、それほど力はないからさ。
 あたしを支えてくれるみんなが、みんなを支えてくれるそのまわりの人が、そのまわりの人が大切に思っている人たちが、
 一年間に百回笑うとしたら、それを百一回にしたい。
 十年間に百回不安に思うことがあったら、それを九十九回にしたい。
 ……ちょっと匂うかしら。
 あたしらしくない、あたしにとっては気合いの入った重い告白。こうして書く以上、みんなとの約束だと思うから。苦手としてる。
 前回のブログで、重い発言をするって書いたじゃん。
 仕事の関係者たちが「なにを暴露されるんだろう」って怯えてやんの。
 わりと恐れられているのかしら。こーんなに可愛らしいあたしなのに。見たらわかんだろ。
 迷言や不審な行動の多いあたしだけど、
「しょーもねーなー」
 とあなたが苦笑いしてくれますように。
 願わくば、ずっと、ずっと。
 

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2006.09.18

< さようなら 序章 >

 これを書き上げると本日の仕事はおしまい。秘書の神林と飲みにいこうと思っている。
 神林は酔っぱらうと面倒なので家に帰らない。なら、寂しくないじゃん。
 なんだか、みんなのコメント欄を読んで、寂しくなってしまったわ。
 仕事の一つとしてはじめたブログだったけど、みんなと絶ちがたい繋がりができてしまったように感じて。
 あたし、「さよなら」にいちばん弱いの。
 でも、ごめん。
 契約の関係上、今月一杯なんだ。
 一応、あたしはプロだから、ここだけ特別に無給でということにはいかない。
 誰からか「結局、金かい?」と指摘されたけど、半分当たって、半分外れてるな。
 そりゃあ、あたしは原稿を書く能力や思想を売ってご飯を食べているわけで、というかそれしか能力はないからその方法しかないわけだけど、でも「じゃあ金を稼ぐためだけかい」といわれれば、ちょっと違う。
 ちょっとじゃなく、絶対に違ってる。
 そうそう、身体の具合が悪いんじゃないかと心配してくれている人もいたけれど、ありがとう、今のところ身体はいたって健康よ。
 ただ、長い小説執筆に気持ちを集中させるため、心をずっと淀ませている。
 でもさ、そうすることが自分にとって大事だから。それがあるから、自分を生かしておけるっていうか。
 定期的にどっぷり暗〜い気分に浸るわけ。
そうすっと、きゅうな爆発しないじゃん。
 小説を書くようになって、気分のアップダウンのバランスを取ることを覚えた。それはあたしにとって、すんばらしい宝刀を手に入れたようなこと。それさえ持ってりゃ、なにがあっても生き延びていけるさ、みたいな。
「んじゃ、それがなきゃ、おまえ駄目なんかよ」
 というツッコミが入ることを予測して答えれば、
「そうね、その通り!」
 胸を張って堂々と返事すんぞ。
 あたしを姉さんと呼んで慕ってくれた可愛い子たちがいる。
 ブログを辞めることじゃなく、むしろあたしはそういう子たちに、騙すような真似をして悪かったといいたい。
 いや、騙すつもりなどまったくなかったんだけどね。
 案外、あたしは弱っちい人間なんです。どっちかってーと手下タイプ。下僕タイプってやつ。
 

 次回は最後だし、みんなに甘えてもっと重い告白をすんぞ。覚悟しておいてくれ。

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2006.09.11

< お知らせ >

 9日10日 6時
 
 今月いっぱいで、このブログは閉鎖します。
(過去の記事は読めるようにしておくけど)
 あと数回あるけれど、今までここを読んでいてくれていたみんなに、きゅうに伝えるのもどうかと思って。
 最後だから、なにか質問やコメントがあったらトラックバックしてちょうだい。
 できるだけ返事するから。

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2006.08.31

< 人身売買 >

 8月31日15時
 
 作家の板東真砂子さんが、自分の飼い猫を避妊させず、生まれた子猫を「殺している」と日本経済新聞に書いたエッセイに対し、抗議が殺到したらしいね。
 彼女は雌猫を三匹飼っており、子猫が生まれるたび家の隣の崖に放り投げているんだって。
 彼女いわく、
「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない」
「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した」
 うーん、彼女のいっていることもわからなくもない。でも、だからといって新しい命を始末する権利はあるんだろうか。
 まあ、そこらへんのことは置いといて(一番重要であると思われるが)、このエッセイのタイトルだ。
 エッセイのタイトルは『子猫殺し』。
 あたしは妙なところで関心してしまった。
 このタイトルはいい。イカす。
 ニュースで話題になっていなくても、日経新聞をとっているなら絶対に読んでいるだろうな、と思った。
 だって、「子猫」に「殺し」だ。
 シンプルでわかりやすく、そして背中がぞくっとするようなタイトルじゃぁありませんか。
 そういえばこのタイトルに似たもので、外国人の作家が書いた小説『赤ん坊を落とす』というのがある。
 あたしはそのタイトルも抜群にいいと思った。おなじような理由から。
 作品の名前であるタイトルって大事だ。けど、あまり考え過ぎちゃいかんのかも。
 妙に懲りすぎたタイトルっていただけない。恥ずかしいよ。
 ……ずいぶん話がズレちまったな。板東さんのエッセイについてだった。
 あたしの女友達、いかず後家やバツイチらは、そろいもそろってその濃ゆい愛情を犬や猫に注いでいるので、この問題に対しかなり熱くなっていた。
 ちょっとうるせー。
 彼女らのいうことはもっともだと思う。けれど、犬や猫に対し自分のことをママという彼女らには少し引いてしまうのも事実。
 その愛情をどうして人間の男にいかせないのだろう。
 先日、こんなことがあった。板東さんの問題で騒いでいる女友達の一人から、すげぇ話しを持ちかけられたのだった。
「うちの弟、消費者金融で首がまわらなくなってさ。はじめは家族で尻ぬぐいしてたんだけど、これ以上はね。……ねえ、あんた、一千万でうちの弟買わない? 馬鹿だけどよくしこんであるから、いわれたことはちゃんとやるよ。結婚するなり、愛人にするなり、家来にするなり。煮ても焼いても良し! しかも、あんたに逆らったらうちの家族みんなで弟を殴りにいってやるアフターフォローつき。どうじゃーっ!」
 マジかよ。
 驚いたけど、面白そうなのでほかの女友達を誘って、弟を彼女の田舎まで見にいった。
 やなで鮎食い放題、温泉つき。ぜんぶ彼女の接待だ。
 でも、結局弟を買う人間はいなかった。
「身体があんなに大きかったら、家に置いとく場所も考えなきゃならないしなぁ」
 あたしはいった。
 ほかの友達は、
「ハンサムだけど、三十歳を越してるのがね。だって、あたしの老後を見てくれなくちゃ」
 接待費まで使い弟を売ろうとした友達はとても悔しそうに、
「五百万ならどうじゃ!」
 あのー。よく考えたら人身売買って法に触れる行為だと思うんですけど。
 犬や猫と違うんだから。板東さんより酷いじゃん。

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2006.08.21

< リング >

 8月21日18時
 
 呪われているのかもしれない。
 息子が帰ってからというもの、仕事はもちろん、なんにもする気になれない。
 なんにもする気になれないあたしは、なにをしていたかというと、ぼけっとビデオを観ておった。
『ほんとにあった呪いのビデオ』シリーズを、ずっと。
『ほんとにあった……』は、投稿者が送ってきた幽霊が移っているビデオテープを紹介する作品だ。バージョンアップ、スペシャルなどなど、三十本は発売されている。かなり怖い。
 あたしはそれを、なぜかムキになって一気に観た。三十本、全部だ。
 テレ東のテレビチャンピオン、『ほんとにあった……』のファン選手権があったなら、間違いなくチャンピオンの座を狙えるだろう。どうかしている。
 いや、どうもしてないか。気分が沈んできたら、とことん暗くなってみるというのがあたし流だ。
 にしても、こんなにやる気がないのはビデオを見過ぎて呪われたなんてことじゃないだろうな。『ほんとうにあった……』には、何人かそういう人間が匿名で出ていたしな。
 いやいや、その前にそういえばホラー小説を書いておった。
【嬰児の記憶】というホラー小説を。
 もしかして、そのせいかいっ。
 そう口に出していってみたら、秘書の神林に却下された。
「なんでもなにかのせいにするその癖、直したほうがいいと思うよ。室井もいい大人なんだから」
「いいや、あたしは呪われている。この無気力感は呪いのせいだ」
「そんなことあるわけないだろ。だいたい怖がりの癖に怖いビデオをわざわざ借りてきて、馬鹿じゃなかろうか。そんなもん観るから夜独りになれなくて、原稿が進まないんだ。馬鹿みたい」
 こいつはすぐに人のことを馬鹿という。むかつく。
 自分も失敗ばかりの粗忽者のくせして。
「そういや、あんた氷川神社いってきた? お札をもらいに」
 あたしはいった。神林は「しまった、忘れてた」という表情をした。しめしめ。
 引っ越しするとき、方位避けのお参りしてきたのだった。そのときいただいたお札を、こともあろうか神林はゴミと一緒に捨ててしまった。それからあたしは、もう一度お参りにいって新しいお札をもらってくるようやつに頼んでいた。今の今まで忘れてたけど。
「おまえのせいだ。おまえのせいであたしは無気力なんじゃ」
「違うね。なら、あたしが呪われなきゃおかしいって話だろ。あたしがゴミに捨てたんだから。なのにあたしはピンピンしている。おまえは呪われているわけじゃない、ただの怠け者だ」
 そうだよな。呪われるなら、お札をゴミにしたこの女が先だよな。セーフ。
 にしても、お札の一件を思い出したら、今夜も独りでいれそうもない。
 彼氏でも呼ぶか。しかし、そうなると、また仕事はできまい。
 ……リング。
 そんな言葉が頭に浮かぶ。
 あの映画は怖かった。あたしも呪いの輪の中に入ってしまっているんだろうか。
 イヤーッ!
 とりあえず無気力の輪から抜け出すために、『ほんとにあった……』の製作会社、パオ企画を訊ねてみるつもりでいる。マジで全部、やらせなしの投稿ビデオなのかが知りたくて。
 昨日、そういうところに顔が利く友達に電話し、その旨、頼んでおいたんだ。
 もちろん神林には内緒だ。馬鹿にされるだろうから。
 なのに、あたしの気持ちを読みとったように神林がいった。
「室井も臆病すぎ。あのビデオは良くできた作り話なんだって。だって、噂真時代のあたしの手下だった女優の卵が、投稿者として出演してるんだから」
 それはまことか! 早くいえ。
 
 
【おしらせ】

 ホラー小説ゲームの【嬰児の記憶】が携帯サイトで本日配信されました。
 あなたの判断によって、ゲームは進んでいきます。
 第一章が終わるたび、呪いのメールが送られてきたりなんかして……。
 怖いもの好きな人は、ぜひ参加してください。
 ここよ↓
http://www.enterbrain.co.jp/tkool/info060807_adv/index.html

2006 08 21 [ゲーム] | 固定リンク | トラックバック (7)

2006.08.14

< 明るい育児放棄の勧め >

 8月14日17時
 
 ほんとうはもっと早くに原稿をあげていた。あげてはいたんだけど、なんてこったい、秘書の神林がアップするとき消してしまった。で、放心状態に陥っておった。
 こういうこと、一度や二度じゃないとだけいっておこう。
 一度書いた原稿を再び書くのはどんなイヤか。
「こらっ、てめー、またかい!」
 そういってグーで横っ面を殴ってやりたかった。
 回し蹴りをくれたかった。
 いやいや、
「バカヤロー!」
 と怒鳴り、そのままグレて新宿へ飲みにいきたくなった。
 しかし、あたしはしなかった。優しいからではない。ヘビー級の神林は強そうだからでもない。
 夏休みに入った息子の相手をしてもらっているからだ。
 一年間の単身赴任となってから、夢にまでみてしまうぐらい恋いこがれている息子だった。
 だが、毎日毎日、朝昼晩と顔を突き合わせているとね。
 あの男、夜はいつまでも起きているでやんの、朝はやたらと早起きするでやんの、昼寝はいっさいしないでやんの。とにかく寝ないのだ。
 起きている間、ずーっとしゃべってる、ずーっと動いてる。見ているこっちが疲れてまうわ。
 あいつが寝てからじゃないと仕事はできない。おかげであたしは、極度の睡眠不足である。命の危険を感じるほどだ。
(あの男に殺される)
 そう思ったあたしは、緊急手段を取ることにした。
 子供のいない友達の家に、息子と一緒に押し掛けるのだ。そして、自分はさっさと寝てしまう。強い酒を飲んでつぶれるか、友達が止めるのも聞かず睡眠薬を飲んでしまうか。
「お父さんのいない可哀想なユウタくんを、よろしくお願いいたします」
 そう一言いい残して。
 息子には、
「今日、おまえは××家の息子だ。どれだけそこんちの子供になりきれるか、本日はそういうゲームをする」
 と言い聞かせてある。
 嫌われないよう同じ家に何度もいかないのがコツね。
 子供のいない友達が『子供がいるという体験ゲーム』を楽しんでいられるうちはオッケーだろう。
 しかし、前出の神林であるが、息子が懐いているのをいいことに、じつはもう三回もやつの家にお世話になってしまった。群馬にあるやつの実家にまで世話になった。
 そしたら最近、やつはこんな悲しい独り言をこぼしたではないか。
「あたしは子供を産まないだろう。産まないに違いない」
 しぇー、あたしら親子はやつをそこまで追い詰めておったのか。
 神林のお父さん、お母さん、ごめんなさい。孫の顔を見ることを、とっても楽しみにしていたんだとか。
 てか、「室井さんとこの親子を見てたらうちの娘もその気になるかも」なーんていってたんだよな。どうしよ、反対になっちまったよ。
 ユウタじゃ駄目かしら。ユウタならいつでも貸します。無料のレンタル孫として。
 とここまで書いていたら神林がパソコン画面を覗き込んで、
「育児放棄をここまで大胆に告白するなんて、すげぇ女だ」といった。
 すごいというのは、そこじゃないだろ。さっきとはまったく違う原稿を、すらすらもう一本書いたことだろ。
 さっ、二本も原稿を書いたら腹が減った。これから食事を作るのは面倒だし、昨日は寝てない。今日は誰のお家にお邪魔しようかしら。あっこの家は飯がうまいし、あっこの家は旦那が息子を風呂に入れてくれるし……。そうそうおまえは巨乳が好きだっけ。なら、あの女の家か。
 いくぞーっ、息子よ! パジャマと歯ブラシ用意しろ!

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2006.08.02

< 生理痛と結婚 >

 8月2日 10時
 

 生理痛が酷い。
 こんなに辛い生理痛を味わったのは、はじめてのことかもしれない。下痢のような痛みが四六時中つづくんだから。
 全身がばらばらになりそうなほどだ。熱も出てきたのかもしれない。関節という関節が、腫れている様子。
 そういや母親の生理があがるとき、おなじようなことをいっていたのを思い出した。
 まさかね。三十六歳であがるってことはあるまいな。
 でも、それならそれでいい。
 もう痛みから解放されたい。
 昨日は友達を知り合いの男友達に紹介する約束をしていた。身体の調子が悪いから別の日に、とも思った。
 けど、あたしも、友達も、男友達も暇な日なんて滅多にあるもんじゃない。
 あたしは蛇女のようにズルズル床を這いまわり、着替えをすませた。そして、ボーイフレンドのAくんを呼び出し、待ち合わせ場所に連れてってもらった。独りじゃ歩けないほど痛いんだから。
 待ち合わせの和食屋では痛み止めが効いていたのか、普通に話しをすることができた。
 しかし、二人と別れて家に戻ってからが大変。体調の悪さから、ゲロゲロ嘔吐した。やはり蛇女のようにトイレまで這っていって。
 便器にしがみつきながら、Aくんを呼んだ。ベッドへおんぶして連れていってもらった。
 眠るまでお腹をさすってもらう。
 こういうときだ。結婚という二文字が頭に浮かぶのは。
 Aくんに結婚しようといわれ、断ったのは最近だ。
「あたしは結婚不適格者。息子と二人、最小単位の家族でいいの」
 とかなんとかいって断ったんだった。
 ……よかったのか、それで?
 難しい問題だから体調が良くなり次第、もう一度、考えてみようと思う。
 う〜、腹が痛ぇ。
 

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2006.07.27

< 絶不調 >

 7月27日 12時
 
 長編小説の出だしを書きては直し書いては直し。ようやく十枚ほど書き上げた。五日もかかって。
 こうも絶不調だと、なにもかもが厭になってくる。
 素麺をめんつゆにつけるのだって、面倒くさいわ。あんなに大好きなバーゲンにだって、いっていない。
 じゃあ、なにをしているのかというと、夕方から外に出て安酒場で飲んだくれておる。
 家にいるとどうしてもパソコンが目に入るからさ。
 でも、ただ飲んだくれているわけじゃないよ。飲みながら構想を練っているんじゃ。
 誰も信じちゃくれないが……。
 神林がインタビューの仕事をばんばん入れる。やついわく、あたしが執筆に精を出さないので、なら日銭の入る仕事を……ということらしい。室井事務所の存続のために。
 そんなにやばいのか、うちの会社は。
 たしかにマンションを買って一文無しになってしまい、自転車操業だとは聞いていたけど。
 大丈夫だろ。たぶん。きっと。
 ……たぶんじゃ不味いんだよ。そんなことわかってる。
 けど、どうしようもないじゃんか。そんな時だってある。この仕事を十年もつづけていたら。
 って、よく考えたらあたし、ホラーのゲーム小説を上梓したばかり。けっこう働き者だよな。
 あ〜あ、早く原稿料が入ってこないかな。
 金がないと落ち着いて原稿が書けん。
 
 
 
 話しは変わって。
 お台場の映画王、佐々木恭子ちゃんに誘われて、22日に出演します。あたしのお勧め映画は『愛してよ』という邦画。
 お暇な人は遊びにきてね。

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2006.07.17

< 新居にて >

 7月17日 18時35分
 
 ただいま。モルディブから帰ってまいりました。
 帰国してからというもの、一週間、原稿を書かなかった。
 怠け病というやつなのかもしれない。でも、それだけではないはずだ。
 引っ越ししてから独りで家にいたことがない。
 新しい我が家には誰かがいる。用もないのに集まり、だらだらと酒を飲んで泊まっていく。
 おかげで買ったばかりの巨大なホットプレートが大活躍だ。鉄板にも鍋にもなる、タライのようなそれが。
 餃子、水餃子、タイスキ、豚しゃぶ……。
 夕方になるとホットプレートを囲み、みんなで酒を飲みながら飯を食う。
 合宿所のような我が家。
 深夜を過ぎれば喧嘩もはじまる。
 ボーイフレンドのAくんは集まる人間の中ではいちばん年下だが、酔った勢いもあり、とうとうこんな爆弾発言をした。
「おまえらそろそろ帰れ。たまには帰ってくれ」
 だよな。気持ちはわかる。
 せーっかく、新しいベッドなのに、テレビ付きのお風呂なのに、夜景の綺麗なバルコニーなのに、みんながいたらエッチできないってんだよ。
 しかし、そんなことで怯むような女友達ではない。
 女の同僚が適齢期になると去っていく中、ずっと職場に居座りつづけた気骨のあるやつばかりである。外に出れば、顎でAくんぐらいの男をこき使っているだろう。セクハラの一つや二つは日常茶飯事といったところか。
 代表して秘書の神林が叫んだ。
「なんだと、こらっ。おまえが帰れってんだ!」
「おまえが帰れ」
「いいや、おまえが帰れ」
 しばし言い合いになる。見かねてあたしは口を挟んだ。
「あのー、ここはあたしの家なんですけど」
「そんなこと知ってます」とAくん。
「当たり前だろ」と神林。
 ほんとうにわかっているんだろうね。
 そろそろ真面目に仕事をしなくちゃならない。観念して今日は朝から原稿を書いている。特注して作った大きな仕事机に向かって。
 なぜかあたしの隣には秘書の神林が、向かいにはAくんが。そして、三人はそれぞれのパソコン画面を見つめ、各々の仕事をしている。
 あたしは仕事を終えたら、缶ビールを飲むつもりだ。それを楽しみに、それを励みに頑張っている。
 ……ねえ、変なことがあったよ。あたしより先にビールを飲みだしたやつがいるよ。てか、二人のパソコンの脇にちゃっかりとビール缶が置かれてあんじゃん。
 もしかしてそれは、あたしの冷蔵庫に入っていた、あたしが買ってきたビールではないですか。
 とりあえず、この二人が家に居座りつづけても、気軽にトイレでうんこできるのだけは幸いだ。
 
 
【おまけ】

 マネージャーの阿部くんからの引越祝いはビデオであった。『合コン! 熟女VS多国籍軍』『人妻専科』の二本。
 買ったばかりの液晶テレビの大画面で、いちばん先にそれを観るはめになるとは。
 天才占い師だって、予想できないことだろう。
 

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